07/07/10 16:54:59
さて、一つ困ったことが出る。現実でも、このような想定上の防衛論でも、やっぱり誰かが、軍事紛争を生起させてる
ことになる。。。ここで「非体制」の登場。悪いことは皆、体制権力がやってるんです。権力のせいなんです。
日本に攻めてくる人(≠敵という設定)は、権力にそういうことをやらされてるんです。罪の無い人なんです。
だからそれを殺すのは、悪いことなんです。 ・・・とてもおさまりがいい。うまくいきそう。
体制が軍事力を蓄えてるのは外国を侵略したいからなんです。非武装にしましょう。 すばらしい。
私は絶対に権力には与しません、民衆達よ、一緒に非武装の声をあげましょう!! こんな感じ?
これは、じつは、中国共産党が日本人を篭絡しようとした「一部の軍国主義者と日本人民は異なる」という階級思想がベース。
だから本当にごく一部の地域でしか成立しない。しかも、攻めてきたのが体制の奴隷だろうが何だろうが、危機に変わりは無い。
非体制と叫んで、アメリカの軍事費がアメリカ国民を圧迫していると言っても、それはアメリカ国民が決めたことだと
言われれば反論できない。だから民主主義の存在は基本的に否定する。軍事政策には、民意は反映されないのも前提となる。
北朝鮮が危ない、はやくMD導入してくれ。核武装したほうがいいんじゃないか。
こういうことを言う人間は、小市民だろうと子供だろうと、みんな体制側。みんな戦争賛美。
副作用として、非武装反戦でないなら、体制側で戦争賛美という公式のできあがり。
結果、なんとも歪な国家観が作られる。 自分の素朴な感情が絶対の正義だと信じた者に建造された、空虚の殿堂。
非武装・反戦・非体制。さて、NBはこれを読んだあと、どこへ行き着くのだろうか。
それにしても長かった。縦読みじゃありません。これをご覧の皆様、長文まことに失礼しました。