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5月11日午後6時まで、翌日に乾本人が執刀する手術について指導医と打合わせ。
5月12日午前4時前まで彼女の家に宿泊した後、寮に帰宅したのち、失踪。
午前8時30分集合の手術に現れないため、同僚が寮を訪ねる。
その後、仙台医療センター職員から失踪届を受け宮城県警が捜査していた。
部屋の前の玄関には乾本人の直径30㎝程の血痕あり。部屋は無施錠で、テレビは
電源が入ったまま、お湯が入ったままのカップラーメンの他、携帯・財布・通帳・
医師免許も部屋に残されたままだった。失踪当日の仙台市内の天気は、日出04:29、
日入18:38、 天候は曇、最高気温13.9℃、最低気温11.2℃。
6月12日、「第85回日本胸部外科学会東北地方会」で学会発表予定だった。 演題は
「右冠動脈洞起始の単冠動脈主幹部狭窄に対して冠動脈バイパス術を施行した1例」
たった4分の発表だが、初めての口頭発表にかなり神経質になっていた。
2年半の医師生活での研究業績は、日本神経学会の臨床神経学48巻10号762頁2008年
「脳幹に限局した病変を呈したHIV陽性進行性多巣性白質脳症の1例」のみ。
徳島大学医学弓道部主将の時の文章や仙台医療センターの新人紹介の文章から推測
すると、乾稚宏さんの文章能力、言語能力は、かなり低い。書く能力が低い医師は
話す能力も低い。話す能力も低いひとは聞く能力も低く、医師として重大な欠点だ。
親ひとり子ひとりの家庭でコミュニケーション能力が育まれなかったのか。残念だ。
理系の研究者は学会発表を通じて指導者からテニオハを厳しくチェックされる。
わが国では２０代で日本語を厳しく指導されるのは文系より理系である。
乾稚宏さんは絶好の教育システムの恩恵を受けることなく退場した。残念だ。
教育機関として徳島大学に何か欠陥があるのではないか？