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オフタイム：「第二の故郷」 ／福島
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５年前、赴任先が福島県と伝えられ、最初に思いついたのは、なぜか原子力発電所ぐらいしかなかった。
でも今、福島のいいところを聞かれれば、海、川、山、食べ物、人の温かさ……。福島に住んだこの５年間で多くの良さを知った。
たくさんの自然に囲まれた福島は、浜通り、中通り、会津とそれぞれ気候が違い、独自の文化が根づいている。
首都圏からの交通の便の良さもあり、田舎暮らし先として人気があるという。それでも、全国的な知名度は今ひとつ。
青森県のリンゴ、山形県のサクランボのような絶対的な「名物」がないからだろうか。
一方で、医師不足や中心市街地空洞化など地方共通の大きな問題も抱えている。今年は参院選、知事選と全県レベルの選挙が続き、
来年には統一地方選を控えている。中央政界では政治とカネが問題となる中、選ばれた人たちには政治不信を払しょくするような働きを見せてほしい。
「第二の故郷」となった福島が、更に住み良い場所となるよう願っている。
◇ ◇ ◇
４月から東京都町田市で働くことになりました。この５年間、いろいろな人に助けられながら、新聞記者として成長させていただきました。
本当にありがとうございました。【松本惇】