10/03/29 08:38:00 hyG9JsKH0
儚く神秘的な、天使っぽい少女に憧れていた。
すれ違った瞬間、羽がフワッと舞って、「あの子、まさか天、使…?」みたいな展開にwktkしながら
羽布団を解体し、羽毛を髪に散らしていました。
すっかり天使になりきった私は、友達に頭にたくさんゴミついてるよ…
と何度も注意されたが、下界の者の忠告なんてと無視し続けた。
羽毛布団が使いものにならなくなったと親にめちゃくちゃ怒られた天使は、
鶏小屋の掃除を名乗りでて、羽を無心で集めた。
羽毛布団の中身より大きい羽にテンションがあがり、一枚拾うごとに
「あぁ、大天使ミカエル様、あなたも下界にきていただなんて」と呟き、すっかり頭が天国だった。
ミカエルの羽は大きめだったので頭に散らしてもすぐ落ちてきてしまうので、
100均で買ってきたヘアバンドにさして装着した。
あだ名がインディアンになったころ、自分は天使じゃないんだと気づいた。