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県内、予約の調整つかず混乱 新型インフル一般優先接種 /徳島
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新型インフルエンザワクチンの一般向け優先接種が6日から徳島県内でも始まる。県は重症化のリスクが高い基礎疾患(持病)のある人のうち、
小児(20歳未満)の慢性疾患患者を対象に前倒しするため、既に118の医療機関に4800人分のワクチンを配布。しかし、急きょ決まった優先接種に、
予約の日程調整がつかないなどの混乱も見られる。6日に間に合わないという医療機関は多く、開始時期にばらつきが出ている。
徳島市民病院(北常三島町2)には10月29日、慢性疾患の小児向けに20人分のワクチンが届いたが、前倒しはしない。同病院にかかっている
小児の基礎疾患患者は計200人おり、既に、ワクチン接種はほかの基礎疾患患者や妊婦らと同じ19日以降に予約済みだった。
小児科医の診察の都合もあり「日程変更は不可能」といい、当初の予定通り19日からとした。
ただ、幼い子を持つ親からは「うちの子は6日から打ってくれないのか」との問い合わせが相次いでいる。三輪俊之医事課長は
「県は現場の都合を考えずに接種日程を変えるように言ってくるが、最優先すべき疾患の絞り込みも難しく困っている。
数量と日程を事前に示してくれないと対応できない」と訴える。
10日から接種を始める田山チャイルドクリニック(徳島市北矢三町3)では、ワクチンが希望の15人に対して12人分しか届かなかった。
田山正伸院長は「6日から接種したかったが、日程調整が間に合わなかった。慢性疾患という線引きも難しい」と嘆く。
えもとこどもクリニック(同市北沖洲3)は予防接種を火・木曜と決めているため、接種は10日から。しかし、ワクチンが10ミリリットル瓶(20人分)で届いたため、
使用期限の24時間以内に使うには「希望者をまとめて接種せざるを得ない。予約の調整が大変だ」と頭を抱える。
6日から始める医療機関のうち、徳島市内の小児科は10月29日のワクチン配布後、一週間で予約を取った。院長(52)は「少しでも早く打ってあげたくて、
対象者に1人ずつ確認の電話をかけた。県は一方的に指導するのではなく、現場の混乱ぶりを理解してもらいたい」と話した。