09/10/23 17:57:10 AHA+Ykr70
新型インフル、ワクチン接種前倒し…滋賀 妊婦らの予約開始
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国が医療従事者への新型インフルエンザ用ワクチンの接種を2回から1回に減らしたことで余剰分が出るのを活用し、
滋賀県は基礎疾患がある人と妊婦への接種を11月2日開始と決め、近畿で最も早く23日朝から予約受け付けをスタートした。
他府県でも「重症化する可能性のある人に早く接種したい」と、国が当初示した11月中旬より前倒しを検討する動きもあるが、
大阪、京都両府など大半は「早めるのは困難」などとして、国の方針通り、11月中旬開始を目標に準備を急いでいる。
滋賀県では23日から医療従事者1万2000人分の接種を開始。可能な限り早く終え、今月下旬に届く2回目の接種分をすべて、
基礎疾患がある人と妊婦に回すことにしたため、国の方針より早く接種が可能になった、という。
同県では、接種を担当する約800の医療機関で予約受け付けを開始。大津市の産婦人科「桂川レディースクリニック」では、
診療開始と同時に窓口で直接申し込む女性も。大津市民病院でも午後1時までに、約80件の予約や問い合わせの電話があった。
近畿各府県の接種開始時期は、兵庫県が11月上旬を目標に準備を進めているほか、奈良県も基礎疾患がある人について、
同じく11月上旬への前倒しを検討している。ただ、各府県では、医療機関に入通院している基礎疾患のある人の数を把握し、
配分を決めなければならないうえ、発送したワクチンが行き渡るのには時間が必要。大阪府の担当者は
「前倒ししたいが、準備期間が短すぎる。今から変更しても府民への周知なども十分できず、難しい」とする。
京都府や和歌山県などのように、11月中旬頃とした方針は変えられないというところは多い。
国は「1回の接種で免疫がつく」として、医療従事者への接種を当初予定の2回から急きょ1回に変更した。各府県からは
「国の混乱のツケが現場に回ってきた格好。低所得者への負担軽減策を含め、きっちり体制を作ってから始めなくては」(京都府)、
「国が早く的確に情報を発信してくれなければ、混乱するばかりだ」(和歌山県)などの声が上がっている。