09/07/25 20:34:30 v0uW64aA0
>>358
ああ、そういやそうですねえ
腎・尿路・膀胱は何とか説得力持たせられるけど、
甲状腺とかで手詰まりですね
上皮細胞はその機能から
・吸収上皮 腸管などのように、いろいろな成分を吸収するための細胞
・導管上皮 食道・尿管・血管・リンパ管などの様に、目的物を安全に運ぶための細胞
・被覆上皮 皮膚や胃のように、異物が侵入しないように保護するための細胞
・分泌上皮 甲状腺・前立腺・乳腺など、いろいろな成分を分泌する細胞
・感覚上皮 網膜・鼻腔などの、刺激を測定するための細胞
などに大別されます。複数の性質を併せ持つ上皮も存在します。
>>348はこのなかでも、被覆・吸収・導管上皮の説明になります。
上皮細胞の特徴は「細胞間の結びつきが強い」ということで、
逆にこういった性質がない細胞を非上皮性といいます。
結びつきが強いから簡単にはバラバラにならない=転移しにくいわけですね。
被覆・吸収・導管上皮の細胞の結びつきが強い理由は>>348のとおり異物の混入を防ぐ為です。
分泌・感覚上皮が結びつきが強い理由は、細胞が一定間隔で配置され、かつ、容易に動かない必要があるからです。
例えば網膜の上皮細胞がすぐにバラバラになるようでは、目として正確に外界の刺激を測定するコトが出来ませんよね。
また、例えば胃の粘膜が特定部分からは分泌されなくなってしまったらその部分の細胞が胃液から保護されなくなって
穴が開いちゃいますよね。
こんなカンジでどうでしょうか