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患者情報電波で確認 岐阜大と関市
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岐阜大学と関市は、患者の医療情報と居場所を電波で発信するICカード「メディカハイブリッドカード」の実証実験を同市内で実施した。
救急車の到着時間が短縮できるうえ、救急隊員らが患者の医療データを直前に把握できることから、的確で素早い治療が可能になるのが特徴だ。(中村和男)
同カードは岐阜大学内のベンチャー企業が開発。同大などが2012年の実用化を目指して取り組む「緊急医療情報流通システム」の一部で、
患者の血液型や既往症、アレルギーなどの医療情報が記録された「メディカカード」に電波発信機能を付け加えた。
電波は数十メートル先まで届くため、救急車がハイブリッドカードを持つ患者宅に近づくと、自動的に救急隊員の携帯端末に位置情報や医療情報が表示される。
患者の情報は搬送先の病院にも伝わり、受け入れ態勢も事前に整えることができる。
実証実験は、あらかじめハイブリッドカードを高齢者3人に渡して実施。中濃消防組合消防本部の救急車が患者宅周辺に近づくと、
携帯端末に患者宅の地図や病歴などの情報が表示されるのを確認した。
同本部救急救命士の服部統さん(49)は「自分で話せない患者も多く、正確な患者情報をいち早く知ることができるのはありがたい」と話していた。
(2010年3月23日 読売新聞)