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一度「廃止」も有望アピール 岐大開発の救急搬送先検索
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
IT技術を活用した救急患者のたらい回しを防ぐ「救急医療情報流通システム(GEMITS)」の開発に取り組む岐阜大(岐阜市柳戸)は
15日、研究成果の中間報告会を同大で開いた。
システムは、救急隊の現場到着から救急車と医療機関でデータやカメラ画像などをやりとりし、患者の症状や過去の病歴、
対応する医療機関側の医師やベッドの空き状況をリアルタイムで双方が把握。患者が適切な医療機関に搬送されるまでの時間を短縮する。
「車載ITを活用した緊急医療体制の構築事業」として経済産業省の委託を受け、同大と15企業などで2009年度から4年間の計画で始まったが、
昨年11月、行政刷新会議の事業仕分けで一度「廃止」と結論。しかし、国の当初予算案では復活し、続行の期待が高まっている。
本年度は既存技術の応用でデータのやりとりが可能なことを確認。新年度は、一連のシステムの統合と配備に向けた機器小型化などを行い、
3年目以降の実証実験を目指す。中心メンバーの小倉真治同大大学院教授(救急・災害医療)は「救急隊が医療機関に問い合わせても
断られる状況を解消でき、搬送は5分以上短縮される。世界的にも珍しいシステムで、輸出もできる有望な分野だ」と話した。