09/07/29 21:36:53 U5rRCL8cO
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アスベスト(石綿)吸入による中皮腫や喫煙などによる肺がんが起こる仕組みを、岡山大の中村栄三・地球物質科学研究センター長らの研究チームが解明した。
石綿やたばこ、粉じんに含まれる鉄が肺に入ると、鉄を含む「フェリチン」というたんぱく質が形成される。
フェリチンは大気中などにある放射性物質ラジウムを集めて蓄積させ、がんを引き起こすという。
28日付の日本学士院発行の自然科学系英文学術誌に論文が掲載される。
これまで石綿を吸入すると、肺にフェリチンが形成されることが知られていた。
研究チームは形成過程を突き止めるため、中皮腫や肺がん患者の手術後の肺切片を詳しく調べた。
すると、6人の中皮腫患者のフェリチンからバリウム、鉛、カドミウムなどの重金属が検出された。
中でもラジウムは海水中の100万~1000万倍に相当する高濃度だった。
肺がん患者6人でも同様の傾向がみられた。
(続く)