09/05/19 11:33:22 qmWbKJgs0
ご経験のある先生方には理解いただけるとおもうが、いきなり、こんな会話になったわけではない。
後日判明したが、近所の医科・歯科・薬局で有名な患者だった。診察室に絶対入れない、待合だけで対応すると明言した先生もいた。
来院時に入っていた義歯はひどかった。これは、いくらなんでも、というぐらい削ってあった。
前の先生が悪いと非難するわけではない、あれだけ五月蝿ければ、どこでも削るから、さっさと帰ってくれとなるだろう。
患者自身も、マスコミ報道やら、知人の言葉などでわけが分からなくなっていた。
大学病院にも行って、若いDrにいろいろ言われたらしい。「BTが1～２cm低すぎる、直した方がいい」そうだ。
そう言われたと聞いたが、手をつけなかった。
「私の診断とは異なります。大学の先生を信頼なさるならば、そちらで直されたらいかがですか」
行って直してきた。翌日、急患来院。どうしても診て欲しいと言って、このときは大人しく1時間待っていた。
本当に咬合面に10数ミリ足してあった。これがすごくて、左右の高さは違う、平面はあっていないで波打っている。口唇は閉じなくて、7ミリぐらいだったかな開いていた。
痛い、咬めない、飲み込めない、ついでに顎関節症も発症していた。
「高い咬合が希望ならば、この治療は私には理解できないので、また大学へ行ってください。私が治療するならば元の高さに戻します」
同意したので、元の高さの咬合に戻した。2回ぐらい咬合調整して、顎関節症の症状は消失した。
症状が消えたあたりから、また、ごちゃごちゃ言い始める。
「何度もご説明したとおり、それは保険では出来ない、自費ならば可能。自費ならば何万円かかる」
それでも、次回予約時にひと悶着、予約外に来てひと悶着、時間に遅れてきてひと悶着。
紳士的な対応では埒が明かないので「>>127の歯科医院を借り切られたらどうですか」という話になった。
先輩から「開業して、最初の3年間は、近所の先生の後始末だった」と聞いていたから、こんなのも放流せずに付き合っていた。
今ならば、開業3年以内の先生に引き受けてもらうかなw