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救急休止相次ぐ 民間病院/医師不足で 県内“黄信号” /沖縄
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民間病院で救急診療の休止が相次いでいる。今年4月から5月にかけて4病院が医師不足を理由に救急診療の一部や全部を休止した。
各病院は「新たに医師を募集しても集まらない」と窮状を訴える。救急診療については県立北部病院が産科救急の再休止を発表したばかり。
今回休止した病院の中には、救急病院として県の認可を受ける「救急告示病院」2カ所も含まれており、県内の救急医療に黄信号がともっている。
内科、外科、心臓血管外科など5診療科で救急を受け入れていた北部地区医師会病院(名護市)は今月1日から、医師1人の退職に伴い、
救急のうち脳神経外科の診療を休止した。
同病院は、NPO法人が運営する民間救急ヘリを支援しており、「現在休止中の救急ヘリが近々活動を再開する予定で、
ヘリ活動への医師派遣も必要になってくる」と説明。「後任の募集をかけたがなかなか集まらない」とも話す。
海邦病院(宜野湾市)と嶺井第一病院(浦添市)は時間外の救急診療をすべて休止した。
内科と小児科を受け付けていた海邦病院は地域のニーズに応える形で20年間救急外来を行ってきた。休止理由を
「時間外診療の減少と、医師の負担軽減のため」と説明した。
脳神経外科の救急を受け付けていた嶺井第一病院も「救急体制に必要なマンパワーの確保が厳しい」と医師不足を指摘した。
那覇市の小禄病院も医師1人の退職で、これまで実施していた内科と整形外科の救急診療のうち、4月30日から整形外科の救急診療を休止している。
病院の救急体制は、一定の医療機器を備えるなどの条件をクリアして県が認可する救急告示病院(2009年4月現在、県内で26カ所)と、
任意で救急を行う病院の2種類ある。(黒島美奈子)