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市立札幌病院137床削減 効率活用で黒字目指す
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札幌市は市立札幌病院（818床）と精神科専門の同病院静療院（162床）の病床数を計137床（14％）削減する
公立病院改革プラン（2009-11年度）をまとめた。役割を高度医療に特化し、容体が安定した患者には
地元の病院を紹介するなどして病床を効率よく活用、12年度の黒字転換を目指す。
国は各自治体に、公立病院の経営改善計画を策定するよう求めていた。市立の2病院は昨年度の赤字総額が約9億円となる見込み。
市は市立札幌病院の病床数を来年度から削減、11年度までに75床減の743床にする。
静療院は11年度に、成人部門（102床）を40床程度に減らした上で本院に移す。
入院患者の一部に他病院への転院が必要なケースも出てくるが「身体的疾患と精神疾患を併せ持つ患者を
受け入れられるようになる利点がある」としている。
今年2月の市立札幌病院の病床利用率は82％だが、病床数の削減などで11年度には90％を目指す。
また、容体が落ち着いた患者に地元の病院を紹介する「逆紹介率」を、昨年度の27％から11年度には2.2倍の60％に増やす。
市病院局は「患者に不利益がでないよう、転院後も他病院と連携してフォローしたい」としている。