09/04/24 18:18:18 Kkn4IpPB0
搬送先確保を義務づけ 法改正(動画あり)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
救急患者が医療機関から受け入れを断られるケースが相次いでいることを受けて、患者の容態に応じた
搬送先の候補を地域ごとに決めておくことなどを義務づけた改正消防法が、24日の参議院本会議で可決・成立しました。
これまでの消防法では患者の搬送や受け入れの方法が定められておらず、救急患者が受け入れを断られるケースが
相次いでいる問題を受けて、搬送時のルール作りの必要性が指摘されていました。こうしたルール作りを
都道府県ごとに義務づけた改正消防法が、24日の参議院本会議で全会一致で可決・成立しました。具体的には、
各都道府県に消防や医療関係者などからなる協議会を設け、患者の容体や地域の医療機関の数に応じて
搬送先の候補をあらかじめ決めておき、公表することが義務づけられます。すぐに搬送先が決まらない場合でも、
必ず患者を受け入れる医療機関を決めておいたり、搬送先を調整する専門のコーディネーターを配置したりすることも求めています。
この法律は年内に施行される予定で、総務省消防庁はガイドラインを示すなどしてルール作りを支援することにしています。
今回の改正について、救急医療に詳しい杏林大学医学部の島崎修次教授は「搬送や受け入れに関するルールを法的な枠組みの中で
きちんと決めることになり、大きな意義があると思う。受け入れ拒否などの問題の解消につながると期待している」と話しています。