【モラルと】救急車急患の断り方9【常識の問題】 at HOSP
【モラルと】救急車急患の断り方9【常識の問題】 - 暇つぶし2ch255: 株価【21】
09/02/12 09:31:28 D7LWG3KZ0
【断 久坂部羊】終末期医療はだれのため?
URLリンク(sankei.jp.msn.com)

 私が在宅医療で診ていた乳がんの末期患者Kさん(72)が、いよいよ危なくなって入院し、その3週間後に亡くなったという
連絡が届いた。報告書によると、Kさんは午後8時過ぎに、病室を巡回した看護師によって、心肺停止の状態で発見されたらしい。
すぐに当直医が呼ばれ、心臓マッサージなどの蘇生(そせい)処置を受け、心拍が再開した。その後、人工呼吸器を装着し、
強心剤などの投与を行ったが、治療の甲斐なく、翌日の午後9時過ぎに息を引き取ったという。
 この処置により、家族はKさんの死に目に会うことができた。それはよかったが、実際の蘇生処置を知っている私としては、
ちょっと複雑な気持ちになった。
 慌ただしくのどに人工呼吸の管を挿し込まれ、激しい心臓マッサージを受けるのは、決して穏やかなことではない。
Kさんは痩(や)せていたので、本格的な心臓マッサージを受けたら、肋骨(ろっこつ)が折れた可能性も高い。点滴だけでなく、
尿の管も入れられただろう。がんの末期で静かに死を迎えているのに、そうやって生の側に引き戻すことが、ほんとうにKさんのためなのだろうか。
 Kさんの意識がもどらなかったからよかったものの、気がついていたら、きっと治療の苦しみに悶(もだ)えたにちがいない。
 治療にベストを尽くさなければならない病院の立場もわかるし、少しでも延命を望む家族の気持ちもわかる。
しかし、こういう事例を耳にするたび、終末期医療はいったいだれのためにあるのかと、考え込んでしまう。(医師・作家)


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