09/01/29 17:35:57 gzhSlheu0
全国救急隊員シンポジウム /熊本
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救急患者の受け入れをめぐる病院間のたらい回しの問題など、救急現場が抱える問題や課題について、
全国の救急隊員が話しあうシンポジウムが益城町で始まりました。
シンポジウムは、熊本市消防局と財団法人「救急振興財団」が開きました。29日は益城町のグランメッセ熊本で
開会式が開かれ、救急振興財団の黒沢宥理事長が「救急・医療体制の見直しが急務です。社会の要請に応えるために
議論を深め豊かな大会にしましょう」と挨拶しました。
続いて、救急医学が専門で昭和大学医学部の有賀徹教授が講演しました。
有賀教授は救急搬送の件数が、10年で1.5倍に増えた現状を説明し「高齢化などで患者が増える中で病院側も
医師不足や訴訟のリスク増加といった問題が抱え、その間に位置する救急隊員に社会のひずみが押し寄せている」と指摘しました。
その上で「救急医療を社会の重要なインフラとして位置づけ直す必要があり、救急隊員には、
住民に理解を求める役割なども担って欲しい」と呼びかけました。
シンポジウムは、30日まで開かれ、のべ3000人が参加して、救急患者をめぐる病院間の「たらい回し」の問題や
大規模災害への対応など救急現場の現状や課題を話し合います。
30日の午前11時半からは、誰でも参加ができる救急処置などの講習会も開かれるということです。