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産科救急:札幌市の新体制2カ月 受け入れ拒否ゼロ /北海道
◇NICU不足、運営ぎりぎり
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札幌市の産婦人科救急医療の新体制が10月にスタートして2カ月余り。9月までは頻発していた妊婦・新生児の救急搬送の
受け入れ拒否がなくなり、順調な滑り出しと言えそうだ。ただ、新生児集中治療室(NICU)の不足でぎりぎりの運営を
強いられているのが現状で、NICUの拡充や周辺地域との連携など課題も鮮明になってきた。【内藤陽】
「今のシステムなら100%救うことができた」。10日に開かれた市産婦人科救急医療対策協議会の席上、水上尚典・北海道大大学院教授は
こう断言してみせた。同市では昨年11月に未熟児が7病院に受け入れを拒否された後で死亡した問題が発覚したが、新体制では防止できる
というのが水上教授の説明だ。
新体制では助産師2人を毎日午後7時~午前7時、夜間急病センターにオペレーターとして配置。助産師は患者からの救急相談に応じるとともに、
当日の受け入れ可能病院を常に把握しておき、救急搬送が必要になった場合は救急隊と連携して症状に応じた搬送先を探す。
患者の症状が軽い場合は翌日の昼間などに病院にかかるよう助言している。
この結果、10月は重症患者を受け入れる2次救急病院が40件、重篤患者を受け入れる3次救急28件、11月は2次16件、3次17件の
搬送件数があったが、救急隊の受け入れ要請を病院側が拒否した事例は一件もなかった。市消防局救急課は「以前はかかりつけ医のいない
未受診妊婦の受け入れ先を探さなければならなかったが、今はおおむねスムーズにいっている」と新体制を歓迎している。る。