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403 名前:名無しさん@おだいじに[???] 投稿日:2009/01/04(日) 14:41:08 ID:???
何年か前、千葉の県立病院に勤めていたときに、院長が救急は一切断るな、
何かあれば俺がすべての責任を取るとのことで、少人数で、時間外や救急患者を診ていました。
80半ばの女性が、重症で、近医より、運ばれてきました。治療をしても、食事を消化できないので、
IVHを試みたときに、カテーテルが静脈を 貫い て、出血がコントロールできず亡くなられました。
事情をすべて遺族に話し、こういう結果になり申し訳ない旨を話すと
「年だから仕方ないよ、先生も、一生賢明やってくれたんだから。」と、言ってくれました。
しかし、院長の報告したところ、遺族がすべてを知っているとのことで驚いて、
私のインシデントレポートとともに、すべて警察の届け出ました。 そのために、取り調べを受けることになりました。
その後、現場検証、供述調書の聴取があり、最後に、警察より、書類送検となるため、
容疑者として、指紋採取と顔の写真撮影が必要と言われました。
そして、新聞の地方版にも事故のことが載りました(名前はのらなかった)。
そのために、院長からは、「辞めないなら、検事にはどうにでもいえるんだぞ」言われ、退職しました。
そのような、書類送検、新聞記事、院長の脅迫と逆境のときに、もっともかばってくれたのが遺族で、 警察の事情聴取でも、
「先生は一生懸命やってくれたのです、どうしてそこまでする必要があるのですか」
といってくれ、調書でも、「一生懸命治療にあたってくれたし、すべてを正直に話してくれて感謝している」といってくれました。
また、病院事務にも遺族は、「警察には届けて欲しくなかった」と言っていたのですが、
事務は、事故を警察に届けるのは規則ですので、御理解お願い申し上げますとのことでした。
県の病院局にも、これからも、警察に届けるのかを尋ねたところ、「どんどん、届けなさい」とのことでした。
その後、弁護士によると、1年は検察の取り調べは続くとのことでしたが、
遺族の理解があり、1回の取り調べで不起訴になりました。
ただ、弁護士費用も、80万かかりすべて自腹でした。
県によると刑事事件は個人の問題なので自分で負担してくださいとのことでした。