08/12/06 17:16:19 Zak5DqkQ0
妊婦搬送:総合周産期センター、平均200件は受け入れ不能--昨年度 /東京
◇9割、NICU満床--極低出生体重児が増え
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ハイリスクの妊婦に対応する都内の「総合周産期母子医療センター」(9カ所)が昨年度、妊婦の搬送を受け入れられなかった事例は
1センター平均約200件に上り、その9割近くはNICU(新生児集中治療管理室)の満床が理由だったことが、都の調査で明らかになった。
晩婚・晩産化などからNICUが不可欠な未熟児が増えたうえ、他県からの入院児も多く、首都の周産期医療の厳しい現状が改めて浮き彫りになった形だ。
都内で今年9~10月、脳内出血の症状を訴えた妊婦の搬送を総合周産期センターなどが受け入れられなかった問題が相次いだことを受け、
都福祉保健局が各総合周産期センターの搬送受け入れ状況(昨年度実績、速報値)などを調べた。
その結果、妊婦の搬送の要請は9センターで延べ計2784件(一つのケースで複数のセンターが要請を受けた重複分も含む)あり、
うち受け入れられなかったケースが1789件(64%)を占めた。受け入れ不能だった理由の内訳を数字で示したのは7センター(1408件)で
「NICU(およびMFICU=母体・胎児集中治療管理室)が満床だったため」が1192件(85%)を占めた。
残りの2センターも東邦大学医療センター大森病院(204件、大田区)が「おおむねNICU満床による」、日本赤十字社医療センター
(177件、渋谷区)も「病床(NICUおよびMFICU)が満床の場合がほとんど」とコメント。合わせると妊婦搬送を受け入れられなかった事例の
9割近くが、NICU不足によるものだったとみられる。