08/12/02 08:34:06 1M352euh0
2兆円あったら:/上 安心して産みたい
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国民からも自治体からも、とかく評判の良くない「定額給付金」。日本を元気にするのなら、1人1万2000円のバラマキよりも
有効な使い道はないのだろうか。例えば2兆円あれば、こんな問題も解決できるはず--。暮らしの中から考えてみた。
◆提案
◇医師らの年収保証、空きベッドの確保を
(中略)
今秋、脳内出血を起こした東京都内の妊婦2人が産科救急の「最後のとりで」の病院に相次ぎ受け入れを断られて死亡、重体となった。
もはや東京も安全にお産ができる街ではない。地方都市はさらに厳しい状況だ。
北海道函館市の総合病院「共愛会病院」。福島安義院長(66)はただ1人の産科医として、今年6月から24時間態勢で緊急の呼び出しに備えている。
5月まではもう1人産科医がいたが、その医師が産科医不足の道内の別の病院に移ったためだ。
共愛会病院には陣痛から分娩、出産直後の回復時まで、同じ部屋で過ごせる特別室がある。通常は陣痛室、分娩室、回復室と
その都度部屋を移るが、ここでは家庭的な広い個室で家族が立ち会い、助産師の主導で赤ちゃんが自然に生まれてくるのを待つ。
評判は広がり、お産の予約は来年6月まで入っている。
共愛会病院の分娩件数は月10~15件。リスクの低いお産を扱い、忙しい時は系列の病院から助産師や医師の応援を得てしのいでいる。
福島院長は「特別室は市内でうちにしかない。私が働けなくなると、妊婦さんが自分に合ったお産ができなくなる。60代になって
24時間態勢で働くのは大変なストレスだが、期待は裏切れない」。携帯電話が鳴れば未明でも車を運転し、病院に駆けつける。