08/11/01 20:37:10 GeiqpJte0
産科医辞めぬ取り組みを=たらい回しと言わないで-医療体制でフォーラム・東京
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産科医不足が深刻化する中、日本産科婦人科学会などは1日、東京都内で「わが国のお産のあり方を考える」と題した
公開フォーラムを開いた。勤務医の労働実態に関する調査を踏まえ、医師が辞めずに働き続けられる環境整備などについて
活発な議論が交わされた。
フォーラムには、全国の産科医のほか、他科の医師、一般市民ら約150人が参加。厚生労働省研究班が、
産科勤務医の在院時間が月300時間に上るとの調査結果を報告。単純な勤務時間でなく、呼び出し待機を含めた
拘束時間で考える必要性を指摘した。
小阪産病院(東大阪市)の竹村秀雄理事長は、病院が少ない大阪府南部で4市3町が協力した医療連携を紹介。
当直回数は変わらないが呼び出しが減り、常勤医の生活の質が上がったという。
東京都内で8つの病院に救急搬送を断られた妊婦が死亡し問題化したが、札幌市では先月、コーディネーターが
各病院の受け入れ状況を毎夕確認し、搬送先を決める体制が始まった。報告した北海道大の水上尚典教授は
「医師がいても満床では受けられない。状況把握が必要」とした。
岡井崇昭和大教授は、妊婦死亡の報道について「『たらい回し』『受け入れ拒否』という言葉は(受け入れるかどうか)
自分で決める余地があるようで現状と違う。その病院で働く人のやる気がそがれる言葉を使わないでほしい」と求めた。