09/01/28 16:36:52 18Pa+7WO0
25時:白衣の天使 /宮崎
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脊髄(せきずい)の手術で約2カ月入院した。大きな病院のせいか、医師との意思疎通に不安と不満が残った半面、
看護師の仕事ぶりに感心した。日常の決まった仕事をこなしながら、次々と飛び込むナースコールに1秒でも早く応えようと懸命だ。
駆け足で仕事をしている。特に人数の少ない夜勤の看護師は、懐中電灯片手に病棟を飛び回っている印象だった。
そんなわけで、足腰に不安のあるわが整形外科病棟の患者たちの話題は「ナースステーション付近は危ない」というものだった。
飛び出してくる看護師と衝突し、転倒でもしたら大変、というわけだ。もちろん冗談だが、急性期病棟の看護師の仕事が
かなり過酷だというのは、多くの患者仲間の実感だった。
地方の、特に中小の病院では、医師だけではなく看護師不足も深刻だという。半面、離職者も多いと聞く。国の医療費抑制、
ハードな仕事、子育てとの両立など、さまざまな問題が指摘されている。看護師を怒鳴る「モンスター患者」の増加も一因と聞くと、
まさかと思ってしまう。「白衣の天使」(ちょっと古いけど)を怒鳴るなんて。【木元六男】