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医師|のほほん日記
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今やっていた番組で、『医学部の定員を3倍にして、授業料を無料にする』ということについて話し合われていた。
今、当直医不足で急患を受け入れることができずに、彼らがたらい回し状態になっている。という深刻な問題が起きている。
この前それで妊婦さんがなくなったそうだ。少子高齢化が進んでいるこの時期に、
今後の社会を担っていく存在となるはずであった①つの新しい命が、こうもくだらない理由で亡くなってしまった。
これじゃあ医者がなんのために存在しているのかが分からない。
おそらく急患を断るのは、人数不足という理由だけでなく、医者の実力不足というものも上げられるであろう。
実力のない医者に当直をやらせる病院にも問題はあると思われるが、それ以上に医者自身に問題があると思われる。
彼らは命を救うために医者になったのではないのか??そうでなければ単にお金のためか??
手術に失敗して起訴されることを恐れているのか??
コードブルーというドラマで、その日当直だった医者が、何件も断られている患者を引き受け
手術するが、失敗に終わり患者を亡くならせてしまうという話があった。
被害者には申し訳ないが、結果として患者は助からなかったけれども、
医者には医者本来の役目である人命救助の意思が感じられたため、これは良かったのではないか。
被害者は当然熱くなっているため、実力不足だったがやる気のあった医者を責める。なぜ力がないのに手術したのか??と
でも冷静に考えてみて欲しい。何件も断られているということは医者のやる気の問題の他に、
患者が助かる可能性が低いということも表しているのではないのだろうか。
この医者は、患者を死なせるのが怖いからといって断る者。私には無理、
やるだけ無断だと最初から諦めている者。起訴されるのが嫌だといっている者とは違って、
この難しい手術に挑戦したのだ。人の命を救いたくて。
医者が本当に命を救いたいと思っているのならば、ほとんどこの医者と同じことをするはずだ。
俺が被害者だったら、全力を尽くしてくれたこの医者にむしろ感謝する。
医者はそういうような気持ちがある者だけにやって欲しい。
というより、そういった気持ちがないといけないと思う。