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総合医療センター医師確保へ 出水市が対策本部 初会合開く /鹿児島
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出水市は、地域医療の中核を担う出水総合医療センターの医師不足が深刻化しているのを受け、医師確保緊急対策本部を設置し、
25日、同市役所で初会合を開いた。
同センターは病床数334の総合病院。2003年度は35人いた医師が来年1月には24人になる。とりわけ常勤内科医は8月末と
今月末に各1人減少、12月末にも1人退職し、来年1月から2人態勢になる。このため、熊本県水俣市立総合医療センターと
阿久根市民病院とともに分担していた救急外来の受け入れにも支障が予想され、地域医療に大きな影響が出るという。
医師不足は患者の減少につながり、経営難にも直結。出水総合医療センターの本年度の経常収支は約12億円の赤字で、
累積赤字は約49億円に上る見込み。
対策本部は、渋谷俊彦・出水市長を本部長に同センター院長ら10人で構成。会合では、医師確保対策の経緯や現状が報告され、
これまで鹿児島大学や熊本大学から派遣されていた医師が大学自体の医師不足もあり、派遣の目途が立っていないことなどが説明された。
対策として、新しく勤務する医師に研究資金支給の優遇措置、市民が医師に感謝する気持ちの醸成や医療現場の現状を伝えるための
対話集会を開くことなどを検討することになった。渋谷市長は「危機的な状況。精力的に取り組みたい」と話した。