08/09/23 01:23:38 IFpsBNZw0
後期研修の見直し議論がスタート―厚労省研究班
URLリンク(www.cabrain.net)
医師の後期研修制度の在り方について検討する「医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医(医師後期研修制度)の
あり方に関する研究」班会議(土屋了介班長=国立がんセンター中央病院長)の初会合が9月22日、厚生労働省で開かれた。
班会議は、6月にまとまった「安心と希望の医療確保ビジョン」で、医師の偏在を解消するために研修医制度の見直しが必要
とされたのを受けて設置されたもの。家庭医を含めた専門医の養成方法や必要数などについて議論し、来年度からの具体策などについて
年度内に報告書をまとめる。
研修医制度の見直しについては、舛添要一厚労相が6月にまとめた「安心と希望の医療確保ビジョン」で、医師の地域や診療科間での
偏在を解消するため、「初期臨床研修制度や専門医トレーニング(後期研修制度)のあり方を見直すべき」との文言が盛り込まれた。
また、日本学術会議も現行の専門医制度を見直すために、専門医を認証する第三者機関の設置を6月に提言している。これを受けて、
9月8日には、初期研修を見直すための文部科学省と厚労省の合同会議が始まった。一方の後期研修を見直すために設置されたのがこの班会議だ。
班会議では、質の高い専門医や家庭医を養成していくため、初期研修を終えた医師の教育の在り方を議論する。今後は4回程度の開催を予定。
いわゆる総合医について独自の認定システムを提案している日本医師会や、日本専門医制評価・認定機構専門医認定機構などからヒアリングする
。また、専門分野ごとに必要な医師数なども議論する。
会議は同省の検討会などと異なり、カメラ撮影なども冒頭だけでなくすべて公開されている。班のホームページに議事内容が全文掲載され、
内容について広く一般から意見を募集する。
22日の初会合では、今後の議論の方向性を話し合い、専門医の必要数を把握する方法などに関する意見が多く挙がった。