09/08/19 12:27:40 ZSsQGPbm0
医師に適切な人材とは一体どういうもので、そのうち医学部入試の段階では
そのうちどれについて検討が可能なのか、というのが議論の焦点かと思います。
医科学の基盤と発展に寄与しうる人材の育成に関しては、大学院時代に
徹底的に身につけさせるので、学部の入試では、国民が安心して自らの身を
任せられる臨床医を一から育成するに足りる、基本的な素養を有しているか
が重要だと思われます。
まず、他者への共感力です。
次に、日進月歩する医学に卒後50年間ついていける、日々勉強を怠らない
姿勢と、普通の体力です。
最後に、他人の権利と自らの責任から目をそむけない、誠実さです。
臨床医(Dr)は、神から呼ばれてくる人、という意味のラテン語が語源です。
上記のような、誰にもできる当たり前のことを一つ筒積み重ねることの
できる人材が、臨床医として的確である可能性が高いとして、医学生に選抜
されます。たしかに、誰にでも可能なことと思いますが、選抜された人とそう
でない人との間には、通常、結果として資質に明確な格差が生じています。