08/08/26 22:31:55 f1xk0keU0
>>656
その点は否定しないよ
でも今回用意した輸血量は通常帝王切開における妥当な量
子宮前壁の癒着は術前に否定されていて後壁の癒着については術前の診断方法は確立されていない
大病院であれば輸血液が確実に用意できるかというとそうでもない
*今回血液が不足する可能性が生じた時点で院内職員から適合血液を募っている
↑これはほかの病院でやるんだろうか?感情論だが俺はこれを知って感動した
結果的に「検査前の血液は感染症の可能性があるからぎりぎりまで使わない」
との麻酔科医の冷静な判断で最後まで使われることはなかったが
さてこれ以上の対応を取れる病院が他にあるのかというのが俺の疑問
さらに今回の直接の死因は閉腹後の心室細動からの心停止
これは失血性ショックが原因というのが可能性として高いということだが
この心室細動という現象は現在まだ未解明の部分が多い症状
心臓外科医ですら予測・対応共に困難な場合もある症状
しかもこの時点で血圧等も回復してきていた
以上から、病院としての対応はこれ以上は実現不可能な域だったんじゃないかと思う
そうすると問題はより確実な術前診断の方法・より安全な癒着剥離の手法を確立することに絞られてくる
より確実な術前診断の末、設備・経験的に厳しいならハイリスク症例の経験豊富な医療機関に転送
これなら今回のようなケースは減らすことはできるだろう(0にはできないが)
この辺は医療界の今後として技術・システム両面での努力義務はあると思うよ
医療は聞きかじりの知識なんで間違いあったらごめんなさい