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ニュースワイド:札幌市産婦人科医会、2次救急医療の当番制から撤退 /北海道
◇分娩料不払いトラブルも--市「拠点、協力病院を確保」
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札幌市の産婦人科医でつくる「札幌市産婦人科医会」(遠藤一行会長)が今月末で2次救急医療の当番制から撤退する。
市は2次救急の患者を必ず受け入れる「拠点病院」を整備するから問題ないとしているが、市民からは不安を訴える声も寄せられている。
背景には産婦人科医の不足に加え、軽い症状でも救急病院に駆け込んだり、かかりつけ医がいないため救急病院で
「飛び込み出産」をする妊婦の問題もある。市と産婦人科医会は、妊娠したらかかりつけ医を決めるよう呼びかけている。【内藤陽】
■負担に悲鳴
産婦人科の救急医療体制は外来診療で対応できる初期(1次)▽入院の必要な2次▽重症で命にかかわる3次--に分けられる。
札幌市の2次救急は同医会が年間約3200万円の補助金を受け、9病院による日替わりの当番制で運用してきた。
しかし、1次救急は休日に限って市内の病院・医院による当番制となっており、平日夜間は症状の軽い患者も2次救急の病院が受け入れている。
それだけ2次救急病院の負担が重くなり、悲鳴をあげた同医会が市の夜間急病センターに産婦人科医を置いて1次救急の患者を受け入れるよう要求。
市が拒んだため医会側が2次救急からの撤退に踏み切った。
これに先立つ数年前、同医会の郷久鉞二副会長(67)が理事長を務める札幌市北区の「札幌産科婦人科」は2次救急の当番を辞退している。
夜間、慌てて事後避妊薬をもらいに来る女性や、ススキノで酔って運ばれてくる妊婦など、1次救急患者の診療負担に耐えられなくなったという。
普段も夜間の出産に追われており、取材に応じた日も「昨夜から未明にかけて4件のお産があった。このうえ風邪薬や避妊薬をくれと来られても
対応しきれない」と訴えた。