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聖マリア病院の新生児ICUフル稼働できず、担当医が半数退職 /福岡
URLリンク(kyushu.yomiuri.co.jp)
新生児集中治療室(NICU)では福岡県内最多の33床を有する福岡県久留米市の聖マリア病院(藤堂景茂院長)で、
担当する専門医が退職で半減し、NICUが8月は新たな患者を受け入れられず、9月もフル稼働できていないことがわかった。
このため、福岡都市圏の病院のNICUも満床状態が続き、妊婦を救急車で遠距離搬送するなどの影響が出たという。
8月下旬には、早産の危険のある妊婦が福岡県八女市の公立八女総合病院に運び込まれたが、聖マリア病院に転送できず、
救急車で約1時間かけて佐賀市の病院に搬送された。
また、福岡都市圏の病院にも筑後地区からの搬送が増え、NICUが満床になる病院が目立つようになった。
8月中旬、福岡大病院に通っていた妊娠中期の女性が破水。同病院のNICUに空きがないため、
救急車で北九州市の総合病院に運ばれた。
藤堂院長は「関係者に迷惑をかけたが、徐々に医師を増やし体制を立て直しつつある」と話す。
久留米大病院の松石豊次郎・周産期母子センター長は「新生児医療は専門性が高く、医師不足は深刻。
元の治療レベルに戻すには時間がかかる。関係者が連携し、県内の新生児医療体制を再構築しなければ」と指摘した。