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事故調シンポ「患者と医療者が手をつなぐには」(5)
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シンポジウムの閉会のあいさつの中で、司会者は来場していた「福島県立大野病院事件」の遺族の渡辺好男さんに発言を求めた。
■不信感取り除く取り組みと、真実知れる環境整備を
2004年12月17日、福島県立大野病院で最愛の娘を亡くした。「一言」と言われ、何を話していいかと迷った。
自分はこの間、いろいろなことを知ることが多かった。本当に多くを知らされた。娘が亡くなるまで、
医療には絶対的な信頼感を持っていた。娘が亡くなってからは、医療に対しては不信感を深めるばかりだ。この間、
いろんなことを知った中で、県の方に要望書という形で出させていただいた。当初から、自分は娘が大変(な病状)だということも
そんなに聞いていなかった。だから真実を知りたいと求めてきた。その中で、病院側とのすれ違いがあり、追及できない状況だった。
娘(の事件)が裁判になったことで、娘が何か悪いことをしたのかと悩まされた。いろんなことを学ばされ、知ることができた。
医療界は不信感を取り除く前向きな取り組みを見せていただきたい。真実を知ることができる環境整備もしていただきたい。
家内とも話していたが、自分らは医療に手を差し伸べてもらわなければならない。医療者側と患者側ということで考えながら、
真実を知りたいと、いろいろ進めてきたつもりだ。医療者側には前向きな取り組みをしていただきたい。その2点のお願いが結論だ。
自分の気持ちを伝えさせていただいた。