08/08/23 15:26:02 EHkT/TDQ0
金木病院で投薬ミス 意識不明後に死亡
URLリンク(mytown.asahi.com)
五所川原市の公立金木病院で6月下旬、肝硬変の女性入院患者に利尿薬と誤って血糖降下薬が投与され、女性が意識不明に陥り
7月上旬に死亡したことがわかった。同病院は投薬ミスと死因との因果関係は特定できない、としている。五所川原署は
業務上過失致死の疑いも視野に、遺体を司法解剖し調べている。
同病院が22日公表した。同病院によると、死亡したのは北津軽郡の女性患者(当時73)。肝硬変で通院していたが、腹水がたまり、
6月13日に同病院の内科に入院した。6月22日夜になって容体が急変、意識不明になった。
女性は低血糖状態で意識障害を起こしたと判明。6月27日午後になって、腹水を尿として出す利尿降圧薬「アルマトール」ではなく、
血糖降下薬の「アマリール」が投与されていたことがわかった。いずれも錠剤で、誤った薬は同6月20日夜~22日朝に2錠ずつ4回投与されていた。
医師が書いた薬の処方指示をもとに、事務委託をしている業者からの派遣職員が、薬局に出す処方箋(せん)をパソコンで打ち出す際、
薬の名前を誤記しており、医師も看護師も処方箋の内容をチェックしていなかったという。
同病院は6月27日、事故調査委員会をつくり、翌28日、家族に謝罪、五所川原署に届け出た。その後も治療は続けられたが、
女性は7月8日夜に死亡した。「肝硬変による肝不全」が死因とされた。
8月22日になって、こうした事実を記者会見で公表した小野裕明院長代理は「患者やご家族、社会に対して医療不信をあおる
非常に重大なミスだった」と謝罪した。
死因との因果関係については「肝硬変がかなり進んだ状態で、病態が非常に複雑。病院としては死因の特定は不可能だ」と述べ、
県警による司法解剖結果を重視したい、とした。
また、職員が医師の指示をもとに処方箋をパソコンで打ち出すシステムについて、石戸谷鏡治事務局長は「医師、看護師が確認するが、
それがいつの間にか形骸(けいがい)化した」とチェックのない態勢が続いていたことを認め、小野院長代理も「ニアミスが何回かあった」
と、処方箋の誤記が何度かあったことを示唆した。