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★50歳以上の票で58%を占め、過半数をゆうに超えている
■「高齢者医療で露呈 シルバー民主主義の危うさ」
月刊誌「WEDGE」8月号
自民党が圧勝した05年9月の郵政選挙を見てみると、20代の投票率が40%であったのに対し、60代以上では軒並み80%を超えている。
この数値に世代人口を掛け合わせて投票者数を計算すれば、『50歳以上の票で58%を占め、過半数をゆうに超えている。』
ちなみに25年前の衆院選では、38%であり、投票者数は高齢者層に偏在していることがよくわかる。(中略)
そこへ政党やマスコミの「高齢者ポピュリズム」が追い打ちをかけている。
『「シルバー民主主義」が健在化したいま、自民党も民主党も、高齢者に不人気な政策をますます打ち出すことができなくなった。』
これは読者が高齢化するマスコミも同じ構造だ。
『ビデオリサーチの新聞閲覧者調査でも、対象が70歳未満にもかかわらず、50歳以上の読者だけで実に4割を占めている。これに70歳以上を加えると読者の高齢化は明らかだ。』
週刊誌や月刊誌でも事情は同じ。若者の活字離れでパイの減少と高齢化が一挙に進むのは、政党の事情と瓜二つである。
ある全国紙記者は「高齢者批判をすると、驚くほどの投書が届く」と内情を明かす。
広告収入も絞られ、経営が難しくなる一方のマスコミは、読者の反応に過敏にならざるを得ず、国のあるべき姿を正面から提言していく重要な役割を果たせなくなりつつある。