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未払い総額1億8850万円 救急医療費、県内病院で6880件 /埼玉
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救急患者を受け入れる県内の病院・診療所で、昨年度1年間に救急医療費が支払われなかったケースが
6880件あり、未払い総額が1億8850万5千円に上ることが21日、分かった。有識者でつくる県医療対策協議会は
「救急病院への経営圧迫を避けるため、公的補てん制度を創設すべきだ」と県に提言する方針。 (萩原誠)
県は今年5月、産科救急を除く救急病院・診療所196カ所を対象に昨年度の未払い状況を調査。175病院が回答し、
このうち7割に当たる123病院が6821件、計1億7718万5千円の未払い医療費を抱えていた。1件あたりの未払い額は
約2万6千円。健康保険証や運転免許証など身分証明書や現金がないと主張した揚げ句、後日請求しようとしても
住所が分からないケースが多いという。
また産科救急病院28カ所も同時期に調査。少なくとも17病院で59件、計1132万円の医療費未払いがあり、
1件あたり約19万円に上る。このうち医療保険未加入者は7人で、平均未払い額は67万円にもなった。
医師不足に加え、医療費未払いが増えれば経営上のリスクを避けてさらに救急病院が減少することが懸念される。
このため同協議会は今後、県に対し未収金の補てん制度に加え、産科救急でリスクの少ない患者は
一般産科病院で受け入れる態勢づくりを求めることにしている。