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タッチで対応迅速に 救急医療情報システム改良
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救急搬送における情報を集約、発信する大阪府内の救急医療情報システムが1日、リニューアルスタートした。
タッチパネル式入力専用端末などが導入され、医療現場では「より迅速に対応できるようになる」と期待の声が上がっている。
同システムはインターネットを通じて、医療現場が空きベッドや対応医師の状況などを随時発信、救急隊が救急搬送に利用する。
これまで「リアルタイムの入力が困難」といった使いづらさが指摘されていた。
リニューアルでは医療現場の大きな負担となっていた項目ごとの確認チェックなどを廃止。ボタン一つで
表示可能な登録を新設するなど、実用性を考え入力項目を整理、救急隊による携帯電話でのアクセスも可能とした。
また、従来はパソコンを使っての操作だったが、タッチパネル式入力専用端末の導入により、立ち上げや入力にかかる手間を短縮。
10月1日現在で、全12の救命センターのほか二次告示病院や消防機関、行政機関などに計276台が設置された。
大阪市中央区の「国立病院機構大阪医療センター 救命救急センター」では、担当の医師がタッチパネルを操作し
「簡単で非常に使いやすい」と評価。同センターの定光大海センター長は「今、大阪の救急医療は危機的な状況にあるが、
その問題点の一つが情報。これで100パーセント解決できるとは思わないが、改善につながる一つの要素として期待している」と話していた。
新たに導入されたタッチパネルを操作する医師
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