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新型救命救急センター新設へ/平塚市民病院が将来構想
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平塚市は、平塚市民病院(同市南原一丁目)について、救急専門医を配置して新型救命救急センターを新設することなどを柱とする
「平塚市民病院将来構想案」をまとめた。診療機能の充実のほか、経営指標に具体的数値目標を掲げた経営を行う。10月から
市民意見を募集し、年内の策定を目指す。
新型救命救急センターは、診療機能の充実策の一環で、救急専門医を配置して、24時間365日、急患の受け入れが可能となる。
また、がん診療センター新設など臓器別・疾患別センター化によるチーム医療の提供、日帰り手術と短期入院治療の充実も図る。
市民病院は、2006年に耐震診断によって建て替えの必要が指摘された南棟に替わり、地上5階地下2階、
総床面積約1万8千平方メートルの新救急棟と新外来棟を建設する。総事業費107億円。11年度着工で、新救急棟は13年度、
新外来棟は15年度に利用を開始する。
自立的経営に向け、10年度から事業管理者により病院運営を統括。11年度までに収支の改善を目指す。
新棟整備事業終了後の医師数は、現在より28人増員の96人を予定し、病床数は90床少ない416床となる。