08/08/11 12:52:13 KjN3YRLG0
外国人診療「国籍や滞在資格にかかわらず受け入れを」
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エイズを発症したタイ人女性が県内の医療機関で十分な治療が受けられずに帰国後死亡した例を踏まえ、国や県に
改善の要望書を提出したタイの非政府組織(NGO)の活動にかかわったガンニガー・ギッティウェッチャグンさん(36)が
10日、来日中に滞在した都内で信濃毎日新聞の取材に応じた。亡くなった女性が「診療を拒まれた。
自分はお金を持っていないのだから仕方がない」と話していたことを明らかにし、あらためて国籍や滞在資格にかかわらず
外国人診療を受け入れやすくする予算措置などを求めた。
ガンニガーさんは、タイ国内外でHIV(エイズウイルス)陽性者の医療環境を整える活動を続けている。
生前の女性やその家族からも直接聞き取りをしたという。
死亡した女性は、昨年12月下旬に県内の病院を受診。エイズの発症を確認した病院側は、治療拠点病院への転院を勧めたが、
本人が帰国を強く望んだため帰宅させたとしている。結果的に県内の拠点病院で手術を受けた翌年1月5日まで治療がなされなかった点を、
ガンニガーさんは重視。「一命は取り留めたものの病状が進行したことと左半身まひが残ったため、タイでの治療が思うようにいかなかった」と指摘した。
タイでは、エイズ患者が公立病院を受診すると無料で治療が受けられる制度が整っている。ガンニガーさんによると、
女性は生前、「拠点病院へ転院を勧められ、診療を拒否されたと感じた。お金がないのでタイで治療してもらおうと決意した」
と話したという。ガンニガーさんは「医療通訳が充実していれば、女性はもっと詳細に自分の症状を知ることができた。
事態は変わったかもしれない」とした。
一方で、「特定の病院の対応を非難したいのではない」と強調。国や県が、外国人医療費をみてくれる制度があれば
スムーズに受け入れてくれたとし、「完全な治療を求めてはいない。手遅れの状態で帰国させず、
せめてタイで健康状態が維持できるような『橋渡し』に協力してほしい」と訴えた。