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県立病院:重点事業に遅れ 病床規模の適正化必要--07年度自己評価 /岩手
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県医療局は、5日の県立病院経営委員会で07年度の重点事業に関する自己評価を示した。▽良質な医療が提供できる環境の整備
▽診療体制の充実▽効率的な医療提供体制の構築--の全3分野について、「遅れている」や「やや遅れている」と総括。
既に5病院で病棟を休止、5病院を診療所に縮小したが、病床利用率は前年度の79.4%から77.9%に悪化した。
「病床規模の適正化について検討していく必要がある」としている。
医療局では、3分野19項目について数値目標を設定し、「順調」~「遅れている」の3段階で達成状況をまとめている。
「効率的な医療提供体制」について、外部委託による人件費抑制や薬品の廉価購入などで、経常費用を前年度比12億7900万円
削減したものの、診療体制の脆弱(ぜいじゃく)化による患者数減で経常収益も13億2700万円減少。経常損益はマイナス10億8100万円と、
2年連続で赤字だった。
「環境の整備」では、患者満足度調査で不満を示す割合が、前年度の5.3%から8.9%に増加。目標は達成しなかった。
診療体制についても、医師数は前年度634人から9人増えたが、臨床研修医は106人から9人減少。県北・沿岸部は基幹病院でも
医師数が不足しており、「医療クラーク(秘書)などの育成、適正配置が必要」とした。【山口圭一】