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救急妊婦拒む病院増 「処置困難」「専門外」 /山梨
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県内で救急搬送された妊婦が病院に受け入れを拒否された事例が年々増えていることが、県のまとめで分かった。
受け入れ先が決まるまでに1時間かかったケースもある。県消防防災課は「産科医の不足や、未受診の妊婦の増加、
産科医に多い訴訟リスクを避けるなど、全国的な傾向が影響しているのでは」と分析している。
同課によると、2007年の妊婦の搬送数は計149件(転院は除く)で、このうち受け入れを拒否されたのは7件だった。
06年は4件、05年は1件、04年はゼロだった。
07年の7件のうち、断られた回数は1回が5件、2、3回がそれぞれ1件だった。3回のケースでは、救急車が現場に着いてから、
受け入れ先が決まって搬送されるまで30~60分かかったという。06年にあった4回断られたケースでは、60~90分かかったという。
07年分を地域別でみると、峡東地域が3件で、中北と東部地域がそれぞれ2件だった。拒否理由は「処置困難」「専門外」
「医師不在」が1件ずつで、「理由不明」は5件(重複分含む)。
医師不足の影響で、県内では、出産ができる医療機関が04年4月には24あったが、08年4月には16に減っている。また、
全国的に、妊娠しても経済的な理由などで受診せず、出産時やトラブルが起きてから病院を訪れる「飛び込み出産」の妊婦は、
リスク回避のため敬遠されるケースが多いという。
県消防防災課の担当者は「搬送人員自体も少ないので拒否される数は全国的には少ない方だが、今後増える可能性はある」と懸念している。