08/06/19 12:57:09 8dWkqeqZ0
ショートメール:個人情報への過剰反応 /静岡
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伊豆市の鳥獣被害を調べに伊豆市役所を訪れた。猟友会の男性が詳しいというので連絡先を聞くと、個人情報を理由に
「まず役所から本人に連絡して、折り返します」。結局本人と連絡が付いたのは、半日以上たったその日の夜だった。
過剰な報道攻勢が問題視されることは確かにある。だが、今回のようなケースで、直接本人に取材の可否を聞くことが
問題になるとは思えない。実際、男性は快く取材に応じてくれた。「個人情報」への過剰反応に、首をかしげることは多い。
怖いのは行政が都合の悪い情報を隠そうとするケースだ。4月、東伊豆町の病院が診療報酬の不正請求容疑で県警の捜索を受けた。
取材の過程で、以前から県の保健所に、看護師数の水増しや劣悪な医療体制について告発があったと聞き込んだ。
捜索の翌日、県に真偽を確かめたが、個人情報を盾に「相談があったかも含めて詳しいことは言えない」の一点張り。
後日、県は相談があったことは認めたが、いまだに内容は明らかにしていない。
情報が寄せられていたのに、適切に対応していなければ、それは行政の怠慢だ。「個人情報」を利用して、
責任の所在をあやふやにしているように思えてならない。【山田毅】