08/05/10 13:50:30 lZMh45GC0
検察の主張
被害者は29歳であり、夫と三歳の第一子と暮らし、
第二子の誕生を待ちわびていた。
家族と共に充実した生活をおくっていた。
ほんの短時間、生まれてきた女児と対面し、
「ちっちゃな手だね」と述べたその後で、予想もせずその命を奪われ、
家族は言葉をかけられないまま、二度と会えないこととなってしまった。
子供を残して、何ものにも代え難い命を奪われてしまったのである。
予期せぬうち、突然生を断たれた心情は察するにあまりある。
それにも関わらず、被告からは遺族に対し示談や慰謝も講じられていない。
さらに、公判で自分のとった処置が適切であったと被告が言っている
事実からは、期待もできない。被告に対する遺族感情は厳しい。
遺族は4時間経過した後で蘇生中であることを知らされ、
被害者が失血死した事実を突然突きつけられ、
悲痛な生活を送っており厳しい感情を抱いている。
被告の発言に衝撃を受けた。亡くなって悲しい気持ちや長男が言葉で
母親が死んでしまったことを理解するかと、心痛は察するにあまりある。
幼い子を遺して死なざるを得ない母親の気持ちを思い子供を見ると
不憫でこの思いは一生続くのであり、被告に重罰をと述べている。
また、当時の心境として天国から地獄が当てはまる、
来る日もつらい思いと言っている。言い訳をしても一人の人間の命が
消えたことは事実であり眠れない日が被害者の家族に続いている。
亡くなった命は元に戻らない。長男は「お母さん起きて、
サンタさんが来ないよ」、と泣け叫んだと言う。
被告は院内外の忠告を無視した、
命を奪った被告が許されないと綴っている。遺族の思いは当然である。