08/07/22 12:45:46 UeDT+FsW0
医療を守る多彩な運動が展開-北海道
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「医療崩壊を超えた医療破壊をくい止めなければならない」-。市町村立94病院のうち38病院を診療所化する計画などが
進められている北海道。道内では、既に8割を超える市町村で出産ができなくなるなど、地域医療が深刻な事態に陥っている。
こうした中、道内各地で、住民と医療関係者、地元行政が連携して医療を守る多彩な運動を展開している。
全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)が7月19日に東京都内で開いた「医療・介護『再生』シンポジウム」に出席した
全日本民医連副会長で勤医協札幌病院長の堀毛清史氏が、全国でも特に厳しい“医療崩壊”問題に直面している北海道の実態を報告した。
道内では今年1月現在、180市町村のうち80.5%に当たる145市町村で出産ができなくなっている。堀毛氏は、根室市で昨年3月、
市立病院の分娩休止のため、23歳の妊婦が55キロ離れた別海町立病院に向かう車内で出産し、新生児が低体温で一時危険な状態になった
事例などを挙げた。
救急医療も困難になっており、岩内町では岩内協会病院の院長を除く全医師が退職し、救急の受け入れが不可能になった。
このため、町内の救急患者を1時間半かけて札幌市内の医療機関へ搬送しなければならない実態なども報告した。