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北見、網走の脳神経外科 脳卒中治療で連携 来月から
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北見、網走の脳神経外科病院や診療所は六月から脳卒中患者の治療計画表を共有する「地域連携パス」制度を導入する。
各病院で管理してきた患者情報を転院先の病院に引き継ぐことで効率的に検査や治療を進め、入院日数の短縮や患者の
医療費負担の軽減につなげるのが目的だ。
参加予定の医療機関は、北見赤十字、北星脳神経外科、道東脳神経外科、網走脳神経外科、オホーツク海、
さこうリハビリクリニックの計六カ所の病院および診療所。
患者が救急病院で手術などの集中治療を受けた際、次の転院先となるリハビリ科を持つ病院や老人保健施設を経て
自宅に戻るまでの治療計画表を作成。患者の同意がある場合のみ、各医療機関に引き継がれる仕組みだ。
治療計画表は所定用紙に記され、主治医らが患者がこれまで受けた検査や投薬、後遺症の程度などの情報を記載。
患者は転院先であらためて検査を受けずに済み、スムーズにリハビリ訓練に取り組める。退院までのスケジュールを
医師から説明してもらい、安心して治療に専念できる。
北見市内の脳神経外科医や内科医らは2007年6月に「オホーツク脳卒中研究会」を発足。現在、会員約40人が
地域連携パスの導入に向けて準備にあたっている。
同研究会事務局を置く道東脳神経外科病院の関建久・副院長は「治療計画表を共有することで各医療機関の役割分担が
明確になり、限られた医療スタッフが有効活用できる。オホーツク地域で質の高い医療サービスを提供したい」とし、
管内の他の医療機関にも参加を呼びかけていく考えだ。(山本忠彦)