08/09/16 16:45:08 1rPm+EnS0
学会の時どこにとまるか？という質問にヤツならこう答えるだろうか。
「とまらないね。」実際の話、学会でのヤツは絶対にとまらない。
完全に「ノンストップ」。抄録で狙いをつけた指定会場にはダッシュで
駆けつける。そしてなんやらようわからんメモを準備してひとたび着座したら
後は口演の間ただ黙って耐える。とにかく質疑応答タイムを待つ。
ビンボー揺すりしながら待つ。待ち続ける。
座長が「え～、どなたかフロアから・・・」と言い始めたころ、
ヤツはすでにフロアのど真ん中でマイクを握り締めているはずだ。
右手をまっすぐ天井に向けてに伸ばしたその姿はあくまでもりりしく、
上腕内側をぎっちり押し付けられた耳介はすでに赤みを帯び、
肘関節はとうに可動域を越え、ヤツはあたかも学会に舞い降りた自由の女神だ。
そして彼はおもむろにさけぶ。小学生のように「ハイっ！」っと大きな声で
座長を威嚇するのだが、まあ、仮に威嚇しきれなくても問題ではない。
指名されようがいなかろうがその段階でヤツすでに話し始めているのだから。
さて、長い。こっから長い。ヤツの真骨頂。ヤツの人生の花舞台。まわりには地獄。
「○○病院の××と申します。」しらねーよ。「本日は貴重な知見をお示しいただきまして」
いらねーよ。「さて、5点ほど確認させていただきたいのですが」バカかてめーは。
演題に関係してるんだかいないんだか、いや、時には「関係していない」ことを言明
しながらもとうとうと自説をご披露。座長がやんわり巻きを入れようが、あるいはイラつきを
隠しもせず「質問は手短に願います！」などと声を荒げようがヤツには知ったこっちゃねー。