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<鑑別診断の必要な症例報告;顎関節症>
精神科治療学 20(10);1049-1055.2005
50歳台で統合失調症を顕在発症した女性症例
当症例報告の図1は、イギリス(1984年)の統合失調症初診率(10万人対)
を示す。
顎関節症は、10-20台に急速に悪化し、有病率は40%台後半で、要治療率
は4.7%で、統合失調症と同じ分布を示しており、鑑別が必要である。
当症例報告は、camberwell studyに参画したCastleらの報告として、高齢発症の
統合失調症の特徴として、
1 出産時合併症の頻度が高い
2 病前の社会的機能がよい
3 被害妄想や幻聴が多い
4 陰性症状が少ない
とする。