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損賠訴訟:「がんと誤診…肛門を全摘された」 宮崎大付属病院を男性が提訴
宮崎大付属病院で肛門(こうもん)の全摘手術を受けた宮崎市の男性が「直腸がんと誤った診断をされ、
不必要な全摘手術を受けた」として、同大に約3500万円の損害賠償を求める訴訟を宮崎地裁に起こしていたことが分かった。
9月30日付の訴状によると、男性は今年1月、別の病院で直腸がんと診断されて同大付属病院を受診。
担当医に「結果的にがんであることは間違いない。全摘手術以外は医師として勧められない」と説明され、
3月に全摘手術を受けた。しかし、術後の病理検査で「摘出した患部にがんは見当たらなかった」と説明されたという。
男性側は「誤った診断を基にした手術であり、不必要な人工肛門による生活を強いられている」などと主張している。
同大付属病院は「訴状は受け取った。事実関係を確認して対応を検討したい」とコメントした。【川上珠実】