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好生館通常出産禁止 来月から勤務医2人に
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県立病院好生館(佐賀市)が4月から、通常の出産の受け付けを休止することになった。産婦人科の医師
3人のうち1人が4月に辞任し、常勤2人では24時間態勢での対応は困難と判断した。今後、生まれた子供への
小児外科手術を伴う危険なケースのみ取り扱う。06年度の出産数は計102件で、うち手術を伴うものは40件だが、
全国的な産婦人科医不足のため補充はすぐには難しそうだ。
同病院は、県内の周産期医療の中核をなす3病院の1つで、産婦人科では、佐賀大と九州大から計3人、医師の派遣を受けていた。
このうち1人が他の医療機関への転出のため4月に辞めることになった。佐賀大に代わりの医師の補充も求めているが、
人材確保の見通しは立っていないという。
県内の周産期高度医療の中核をなすのは、国立病院機構佐賀病院と同院、佐賀大医学部付属病院の計3院(いずれも佐賀市)。
得意分野ごとに役割分担をしている。
県立病院好生館は、消化器や呼吸器の疾患など胎児に手術が必要なケースを中心に診療を受け付けてきた。
06年度の出産数は計102件。このうち母親や胎児の手術を伴うものは40件あり、4月以降は原則、小児外科手術を伴う
ケースのみを受け付ける。子宮がんなどの婦人科診療は従来通り継続する。
佐賀市と周辺市町に、産科を持つ医療機関が同院も含め14施設あり、県医務課は、通常出産は当面、
地域の開業医で引き受けることは可能とみている。
佐藤敏行・県健康福祉本部長は「県全体での周産期医療態勢の中での役割はしっかり維持していく。
医師補充の努力は今後も続けたい」と県議会の答弁で述べている。