08/04/16 17:59:48 5DrEd/Yc0
田原本町の放火殺人:調書漏えい 表現の自由巡り高い関心--初公判 /奈良
◇講談社関係者の証人申請へ、公訴棄却求める方針--弁護側
URLリンク(mainichi.jp)
06年6月に発生した田原本町の母子3人放火殺人事件を巡る供述調書漏えい事件の初公判が14日、
奈良地裁(石川恭司裁判長)で開かれ、41席用意された傍聴席の抽選に111人が列を作った。
言論や出版の自由と少年法を巡って議論を呼んだ事件の公判だけに、多くの関心が集まった。
公判後、弁護側は今後、公訴棄却を求める方針や講談社関係者の証人申請をする考えを明らかにした。
【宮間俊樹、花澤茂人、高橋恵子、林由紀子】
奈良地検の捜査のきっかけになったのは、長男(18)=殺人などの非行事実で中等少年院送致=の供述調書を引用した単行本
「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社)。
午前10時に開廷。101号法廷の傍聴席は、報道陣や関係者、傍聴人らで埋まった。刑法の秘密漏示罪に問われた精神科医、
崎浜盛三被告(50)は黒いスーツ、白いシャツ、灰色のネクタイ姿で出廷。髪は短く刈り、少しやせた様子だった。
人定質問が終わり、被告人席に着いた崎浜被告は、弁護人から手渡された起訴状のコピーに目を落としたり、検察官に目をやりながら、
神妙な顔つきで聴き入った。
約1時間の初公判終了後、記者会見した崎浜被告の主任弁護人、高野嘉雄弁護士は、講談社の関係者を証人申請する考えを明らかにした。
起訴が不当だとして公訴棄却も求める方針。
単行本の著者、草薙厚子さんは公判後、「鑑定医が無実の人として1日も早く刑事裁判から解放されることを切望します」などのコメントを出した。
(中略)
空き地になっている放火殺人事件の現場には、菜の花やタンポポを供えた跡があった。
(後略)