08/02/24 22:22:11 vxSwH6ok0
いまでも医師以外の国民が、医師の労働基準法違反の状態を無視する。
当然ながら、そうした人々はサービス残業も当然視するし、プログラマの労働基準法違反も無視する。
アニメーターしかり、派遣労働者しかり。
幹部と言われる馬鹿達は現場のちょっとしたがんばりという有限のリソースを天与のものとして、
それを組み込んで計算し、プランニングして、実行させる。
まさしく強兵に奢って大陸打通やインパール作戦などといった無謀を押し通し、現場のリソースを消耗していった陸式馬鹿の再来。
日本は品質管理を学んだが、工程管理や労務管理は学ばなかったのだ。
だが、こんな感じで現場のリソースを使いつぶすことで忠誠心や士気というものが必ず失われる。
それは戦後の海運業者と海軍の関係と同じ事。
つまるところ、ホワイトカラーの生産性が低いと言われている部分はそこなのだろうと思う。
全般的に労務管理や工程管理、人事管理で日本企業は海外より楽をしている。
労使協調という馴れ合いのためだが、それは効率をあげたかもしれないが、悪い方に転がっていって、
サービス残業を横行させていったから、現場のがんばりを消耗し、士気を失っていくだろう。
誤った合理化であり、結局企業と日本を腐らせる。
それが証拠に、日本流の労務管理、人事管理は、海外では通用しない。
多機能携帯電話も海外では通用しない。アニメーターやプログラムは避けるべき職業になり、
医療は崩壊し、派遣労働者は不安定な層となっていっている。
労働基準法は、労働者を守るだけの法律ではない。
人間を働くだけの機械にしてしまわないためのセーフティだ。
労働者としての最大の効率をあげる人間は、家庭人としては失格で、消費者としてもあまり金をつかわないであろうし、
地域社会にはなんら関わらないだろう。
そういう人間を作っては使い捨てしていけば、人間としては結婚せず消費せず地域に関わらず
ただ最低限働くのがもっとも効率的になる。
そんな人間は商品を買うであろうか? 配偶者やパートナーにプレゼントを買うであろうか?
子供を作り育てるであろうか? 地域を盛り上げていこうと努力をするだろうか