08/05/27 22:20:05 nHbsx6Uy0
医師の世界が今、大きく変わりつつあるようです。
これまでは、病院で勤務医をするか、診療所で患者を診る開業医がほとんどだったのですが、
いろんな病院を駆け回る非常勤専門のフリーの医師が今、増えているといいます。
なかには数千万円の年収を稼ぐ人もいるんだそうです。
インターネット上にいま、衝撃的なアルバイトサイトがある。
「日勤、1日あたり20万円」「当直、1回あたり20万円」 そして…「健診、1回あたり12万円」
実はこれ、非常勤の医師を募集する医師派遣会社の求人サイトだ。
<リンクスタッフ・杉多保昭代表>
「1日あたりの相場は5万円前後(一般内科)、当直になると1日7万円とか10万円が相場」
医師不足が叫ばれるなか、需要が急増している非常勤医師。
この派遣会社でも非常勤医師派遣の売り上げが3年で2倍に成長した。
背景に、『医局』と呼ばれる組織の弱体化がいわれている。医局とは大学病院の教授を中心とした人事組織。
国家試験に合格した医師の卵は、研修医として医局に入り、教授から命じられるまま病院を異動した。
しかし、その仕組みを変えたのが4年前から導入された『新研修医制度』。
新米医師が好きな病院を選んで研修するようになったため、医局は自らの大学病院の医師確保で精一杯に。
かつてのように教授の権限で医師をほかの病院に派遣することができなくなってしまった。
<リンクスタッフ・杉多保昭代表>
「今まではほとんど100%大学病院に入って、そこから民間病院に派遣された。
(大学病院に入る医師が)半分に減るわけですから、大学病院に頼ってもドクターは来てくれない。」
このため多くの病院で今、非常勤の医師が欠かせない存在となっている。