09/04/27 00:50:31 LTkGnFUv0
>>640-641
咳が出る原因はたくさんあって、なかなかはっきりとしません。喉の奥(喉頭部)~気管・気管支の
粘膜が刺激されれば咳が出ます。そこの粘膜が荒れていれば過敏になって咳が出やすくなります。
(くすぐったい感じとかもします。)
多くは風邪のせいで喉や気管・気管支の粘膜が荒れてしまって、咳が止まらなくなるものです。
風邪の後1~2ヶ月くらい咳が続くことはしばしばあり、クスリを使ってもなかなか治まらないですが
そのうち勝手に治まることが多いです。
喘息の人やアレルギー体質の人は粘膜が荒れやすくて(鼻の粘膜が荒れてくしゃみが出るように)
咳が出やすいです。これは季節や気候の影響が大きいです。(寒かったり気圧の変動とか花粉とか)
もちろんタバコの煙も公害物質も粘膜を刺激しますが、それがどの程度かは個人差が大きいです。
(もともと粘膜が弱い人とかアレルギー体質の人とかはそのせいで咳が出てもおかしくないでしょう)
外来に来るほとんどの咳は一時的なものでそのうち治まることが多いです。その他、鼻水(後鼻漏)、
逆流性食道炎(の刺激)、一部の降圧剤の副作用、などで咳が出やすくなるのが知られてます。
もし症状が強くなっていくとか、微熱が続く、(咳をしなくても)息が苦しい、3ヶ月以上咳が止まらない、
などあれば呼吸器医に診てもらうと安心かもしれません。まれに(一般の医者では診断の難しい)
特殊な肺や気管・気管支の病気のこともあるからです。